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■ 秋田宝塔寺七面大祭 参拝記

ご縁に感謝('04/06/19)




出発は、余裕を見ての朝、自宅7:30、18日(金)                                    
新幹線ぎりぎりの時間を狙いましたが、しっかり混雑でちょい遅れ。                      
信号待ちの長いこと。                                                                
梅雨陽さし ベビーカーの子をあやす                                           
                                                                                    
で、新幹線駅・・・長い待ち時間。知り合いには4人会う。                              
えらい人もいたりして。ぺーの自分にゃつらい。                                        
京都?新横?銀座?メキシコ?・・・よくわからないキーワードだけの会話。              
だからぎりぎり時間を狙ったのに・・・                                                
旅立ちや新茶の旗は少し褪せ                                                   
梅雨晴れ間仕事かばんを持たぬ旅                                               
                                                                                    
東京・浜松町・羽田田舎者には目をきょろきょろ。                                      
ネクタイをしめて東京を歩くとかはなら、何とかなるが、                                
この服装が逆になんとなく落ち着かない。不思議。                                      
ホームから都の杜や薄暑かな                                                   
                                                                                    
で、飛行機。めーったに乗らない飛行機。                                              
新幹線だと揺れや不規則な動きが気にならないのに、                                    
下に雲はあって、「少し視界悪くとも快適な空の旅」、、、のはずが、                    
自分には、精神衛生上良くない。
                                                      
気持ちの中ではほとんど数珠持って空拝むの状態。                                      
ちょっとの揺れでもお題目 状態。                                                    
無事に着。期待感とちょっと不安。                                                    
梅雨闇や空港からの遠きバス                                                   
大湖(おおうみ)や理路整然と稲生える                                         
                                                                                    
県庁前でバスを降りて、20分位の歩き。荷物が重い。                                  
ザックで来れば良かったけど、新富士駅で何を言われるかわからないし。                  
地図をみながら、のんびり歩いて、面影橋。                                            
老松や風音を聞き汗を拭く                                                     
七面の印紅くて夏祭り                                                         
                                                                                    
ほとんどはじめましての千秋の蓮聖人様とご挨拶。                                      
パソコンでのオフミなどでもそうだが、                                                
すぐに「あの時には」という会話に入られる。                                          
そう言う意味ではオフラインミーティング。                                            
お忙しい中、時間を割いて頂き、                                                      
人を教導する難しさや、各hpの開催の状況、                                          
宗門をご指導的な立場からのネットの問題等々、                                        
普段聞かせて頂けないお話を本当にたくさん頂戴した。                                
                                                                                    
で、お送り頂き、ホテルに帰ってチェックイン。写真屋さんに行ったり、                  
竿灯(提灯)の博物館。                                                              
(秋田の有名な祭り、たくさんの提灯を付けて、)                                      
(それを持つ技を披露するおまつりがあるのだそう)                                    

町の散策が楽しい。                                                               

しかし、すごいなぁ・・が徒歩30分位の区間に30くらいの寺。                       
各宗派よりどりみどりで、密集点在の寺町。石屋さんに赤飯やさんに                      
お菓子屋さんお花屋さん、関連業界も点在。                                            
あそこで、鎌倉仏教の勉強等に時代&色塗りマップでも売り出したら                      
何らかの観光資源になるかも。                                                        

日蓮宗系のお寺も4寺見つけた。                                                    
わずか200メートル無い位の区間に4ヶ寺並んでいた。                             
歴史的背景等はわかりませんが、初めて。                                            
大寺の大坊をイメージする感覚かも。                                                  
                                                                                    
で、裏通りでけっこういけるラーメン屋さんをみっけ。                                  
バスの時間もどんぴしゃりで夕勤へ。                                                  
五重塔も拝しました。立派な物だった。                                                
七面の灯りで遭難を免れた上方の船がお礼に納めたとか、、、                            
宝塔や灯明ともすかにあざみ花                                                     
                                                                                    
                                                                                    
ご高齢な方が確かに多いです。みなさま、本当に熱心な印象。                            
開・序品・方便・自我・神力・観世・・・・此経難持・だらに・お加持                    
読み慣れない自分は序品・観世あたりではスピード的にしどろもどろ。                    
ご遺文など、多数の方がご一緒に読まれるのが印象に残った。                          
ご法話にては常不軽菩薩のお話を引かれて、人を大切にするお話。                        
これだけの方々を組織して、月一度のご活動には頭が下がり、                            
うらやましくもあります。                                                            
ただ、信徒の代替わりをしていく難しさも感じた。                                    
                                                                                    


 
(皆様で積み重ねてきたものを感じる堂内だった)
                                                                                    

(この提灯などを欲しい、とおっしゃる熱心な方もお知り合いにはおられる)       

帰りのバスも3分位の待ち、ラッキー多々。                                            
夜はふらっと、良いお店をみっけ。安くて、おいしい。                                  
BGMは北の言葉や冷酒酌む
                                                   
あ、そうそう、隣には銭湯もみっけ。                                                  
時間切れ寸前で入らせていただいた。(おい、何しに行った・・・的?)                  
                                                                                    
    
銭湯・飲み屋さん・ラーメン屋さん・・・全部近所
                                                                                    
翌朝は雨、雨、雨。                                                                  
朝食にては東北圏のインターハイ大会の生徒さん多数。                                  
礼儀正しく、粛々と。                                                                
ハイレベルな方々である意味旅行慣れているのでしょうね。                              
チェックアウト時、カウンターに向かって、                                            
○○高校○○部一同、出発してまいります!なんて、整列して出て行った。              
かっこよかった。                                                                 
                                                                                    
で、寺町から銀行の遺構を利用して煉瓦館、地元の版画家の作品など拝して、              
佐竹氏居城跡や美術館等々、さんざん雨の中を歩いた。                                
高校生の写真展をやっていて、入ってみた。                                          
大急ぎの一通りの見学でしたが、「あ、これいい」と思った物は                          
すべて、入選作でした。これはうれしいもの。                                          
(どんなレベルの方が審査員かはわかりませんが)                                      
昼食の後、しょうがない、バスもしばらく待ちだし歩くか、と思ったら、                  
タクシーの降客、これまたラッキーで乗り込んでしまった。                              
                                                                                    
で、大祭法要。                                                                      
新鋭気鋭、山田上人様ご説法                                                          
ご遺文や経文をひかれ根拠を示しながら、わかりやすく、楽しいお話だった。              
・魚の子は多いけれど、魚になることは難しい、                                        
 良い思ったことをやりながら、実現していこう。                                      
・法華経は誰にでもわかるものではありません。でも誰にでもわかる時が来る。           
・仏のご守護を得ていることを気付くことが大事。                                      
・ご宝前への揚げる気持ちは大切、ただ、飾られている自分の物ばかりをみてはダメ。      
 自分の事のみを祈っているよう。大乗の気持ちではない。                              
・キャッチフレーズは                                                                
 「いつもにこにこお題目!」                                                        
                                                                                    
たくさんのお上人が見えられ、お加持まで頂戴した。                                  
自分的には2&16(もしくは16のみ)のみのご法要が多かったので、                  
貴重な経験でした。早く読むので壇信徒は聞かれる方が多かった。                    
妙法を梅雨あまだれに聞いて居り
                                               
とはちょっと不謹慎?                                                                
                                                                                    
  
                                                                                    
こぶりのふくよかな優しそうな七面様だった。                                          
で、ご法要後、お上人方にご紹介いただいたり、恐縮。                                      
                                                                                    
土砂降りの中、バス停まで送って頂き、早めで良かった。                              
空港では離発着を見ていましたが、ジェット噴射でアスファルトの上に                    
できたプールから水を吐き出しているよう。                                            
うをぃ・・・これから乗るのでなければ、この光景も楽しめるのだが、的。                
                                                                                    
運良く(!?)窓際。運良く(!?)羽の横。                                          
飛行機が走り始めた瞬間、飛び散る大量の水滴。                                        
あの羽の機構が閉じたり開いたりする様や、揺れる時に羽がしなる様、、、                
好きじゃないんですよね。揺れる揺れる。                                              
あちこち体中に妙な力が入っているのがわかる。                                        
にこにこお題目・・・できていない!                                                  
                                                                                    
そうこうしている間に、下の雲が開いてきました。東京は晴れとか。                      
陽もあたって、羽が光る。                                                            
陽の反射して、機体のかげで虹ができる。きれい。                                      
力は入りっぱなし。                                                                  
無事着陸した瞬間、どっと疲れた。筋肉痛。                                            
                                                                                    
新幹線に乗れば、慣れた道。                                                          
なんとか、帰路。                                                                    
虹を追ふ旅の終わりやあかね雲                                                 
                                                                                    
良いことばかりだった。行って良かった2DayS旅行だった                      
                                                                                    
おまけ、、、、これでよせばいいのに、                                                
途中下車。                                                                          
沼津で知り合いが、音楽関連でちょっと無い機会だから、                                
と寸前にお誘い・・・・11時までつきあって、                                        
帰宅は日付変更線の後だった。